人間は30分の1には気付かない。
分数と現実との差異を感じてもらうワークをしました。
簡単なので、解説しておきます。
用意するものは、折り紙。100均ので十分です。
小学生で、分数を習った後で、ワークさせてみてください。
折り紙を半分に折って、と言って折らせます。
これは1/2ですね。
じゃあ、同じようにして、1/1、1/3、1/4、1/5を作らせてください。
全部、並べさせて、足したらいくつになるように見えるか、聞いてみてください。
分数の足し算ができる子は、計算式を立てると思います。
計算は、させないで。
1/1の折り紙の上に、1/2、1/3、1/5の折り紙を並べて乗せさせてください。
ちょうど、重なる感じに見えるはずです。
もしも、見ての通り重なってるなら、
1/1=1/2+1/3+1/5ということになりますね。
しかし、計算してみると、
30/30=31/30となり、1/1の折り紙よりも1/2+1/3+1/5の方が、ほんの少しだけ、つまり1/30だけ大きいことが分かります。
見た目では分からないから計算する必要があることに気付くかも知れません。
また、ざっと同じなので、別に計算しなくても良い場合がある、と気付くかも知れません。
人間の目では1/30の幅に気付かないから、実は見た目で騙されてるかもよ、と気付くかも知れません。
このワークをやってもピンと来ない子の場合は、意味が分からないで計算だけをしてる場合がありますので、気を付けてあげてください。
学びを現実とリンクさせるワークのアイデアでした。
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